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『ゼロの激震』を読んでみた! [徒然日記]

待望の”ゼロ”シリーズの続編が出ました。『ゼロの激震』です。書店で息子が目ざとく見つけ、即買いしました。


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”ゼロ”シリーズ、毎回期待を裏切らない面白さなのですが、今回はシリーズ最高傑作といってもよいかも知れません。構成や文章がより読みやすくなっており、グイグイ引き込まれます。

今回は、火山というより噴火がテーマです。日本の技術の粋を集めた世界初のマントル発電所の建設を指揮していた木龍が、現場で部下を眼前で亡くすという悲劇的な場面から物語が始まります。

2年間の工事中断ののちマントル発電が完成します。しかし時を同じくて、日光の足尾で地震が発生。しかも足尾の町が火山性ガスにより住民が全滅するという事態が発生します。

そんな中、木龍は恩師である地質学者の氏次から呼び出しを受けます。すっかり事故の後遺症で生気を亡くした木龍に対して、氏次は衝撃的な事実を打ち明け、国家の破局を回避するために木龍の高度な土木技術を役立ててほしいと懇願します。足尾の悲劇は序章にすぎず、異常現象は群馬・富岡、秩父、新宿と、関東全域に広がっていきます。

官邸の焦り、官僚の思惑、電力会社の保身と様々な人間ドラマが渦巻くなか、未曽有の危機は日本にとどまらず地球規模の破局につながることが分かってきます。最後の時が数時間と迫った中、内閣危機管理官の武藤と、氏次、木龍は命を賭けた最後の賭けに出ます。

この危機の発端は工事中断の2年間に隠されています。と種明かしはここまで。

緻密な調査をベースに物語が綴られており、事態の展開のリアリティがすごいです。本当にこんなことあるのでは?と背筋が寒くなる思いがします。

アクションやサスペンスが好きな人は、ぜひ一読を!間違いなく、今年一番のイチオシ作品です。これどこか映画化しないかなー。映像にしたらすごい迫力になると思います。
(^_^)/~


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ゼロの激震 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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